iPIYOPIYO.comのたまご教室
ここでの「たまご」とは鶏卵です

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たまごの構造
 
 
ヒヨコ画像

タマゴのタンパク質のアミノ酸組成は非常に優れていますから、他の食品のタンパク質を計るときの標準となります。
タマゴの殻の色は赤タマゴ(褐色)とピンク(うすい茶色)、白がありますが、外観的なものだけで栄養価にはかわりはありません。
また、現在では有精卵、無精卵の栄養的な差はないといわれています。

 
 
卵の構造  

クチクラ
卵 殻
卵殻膜
気 室
卵 白
カラザ

卵 黄


タマゴの歴史
プロテインスコア
良いところ悪いところ
bird-egg症候群

ゆで卵..ほか
タマゴの構造イメージ
 
 
クチクラ
新鮮な卵をさわってざらざらした感じを与えている部分です。
卵を洗ったりすると失われます。クチクラが消失すると卵の表面がツルツルになります。売られている卵はほとんどが洗浄してあるためつるつるです。
クチクラは0.01ミリから0.05ミリの天然のコーティングみたいなものです。
産卵直後に卵殻の気孔(呼吸する小さな穴)をふさいでいて、微生物の侵入を防いでいますが、呼吸は許すというバリアです。お肌の角層みたいです(お肌は呼吸しませんが)。
 

 
卵 殻
にわとりの品種、日令(鶏の歳)、季節、飼育環境で変化します。
表面には呼吸のためのちいさな穴(気孔)がたくさんあります。(1個の卵に7,500から17,000個)
胚の呼吸に必要な酸素を取り入れ、炭酸ガスを放出し、水分の調整も行います。卵の殻の色は褐色のほうが市場に好まれるのですが品質や栄養には差がありません。わたしが以前鶏を飼っていたときには白たまごで品質勝負していました。今ではスーパーでも褐色の卵が多くなりました。褐色の卵の殻は厚く卵黄、卵白の歩留まりが低くなりますが、輸送(購入後の持ち帰りも含む)などの際に発生する破卵を防ぐなどメリットがあります。
卵殻は約2パーセントの有機物を含み牛やブタの非コラーゲン態タンパク質に類似したタンパク質とコンドロイチン硫酸やデルマタン硫酸などの多糖体と複合体を形成しています。
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卵殻膜
ここも細菌の侵入を防ぐ役目をします。一枚の膜のようですが2層になっています。ゆで卵の場合通常では新鮮な卵は卵白にこの膜が付着したまま卵白が茹でられるのでむきにくくなり、産卵から時間が経つものは卵白の付着が減少してむきやすくなります。卵殻膜はタンパク質約90パーセント、脂質約3パーセント、糖類約2パーセントからなります。
 

 
気 室
産卵後に卵が冷えると気孔から空気が入り気室ができます。卵が古くなると少しずつおおきくなります。気室の部分で卵殻膜の2層構造をみることができます。ゆで卵にすると気室の部分が凹になります。
 

 
卵 白

一般にいわれる「しろみ」ですが、4層になっています。
外水様卵白、濃厚卵白、内水様卵白、カラザ層です。50パーセント以上が濃厚卵白です。卵白の中にはカラザがありますが、カラザは卵が回転しても卵黄の胚が常に上に向くように、また、卵黄が卵の中央に位置するように調整しています。
このため生卵は回転させると抵抗がはたらき回転はスムーズではありませんが、「ゆで卵」は内部が固まるからよく回転するようになります。

卵白は10パーセントほどのタンパク質を含んでいて、残りのほとんどは水です。
産卵直後の卵白はpH約7.5ですが時間がたつと上がっていきます。
pHが高くなると濃厚卵白の構成成分が溶け水溶性卵白へと変化していきます。
新しい卵は「しろみ」が盛り上がっていますが古い卵は「しろみ」が流れたようになっていく変化です。しろみの盛り上がりの状態をハウユニットであらわします。ハウユニットが高いほど新鮮といえます。新鮮卵で72以上、古くなると数値が低くなっていきます。

卵白にはリゾチームなどのいくつかのタンパク質が抗菌活性をもっています。これによって胚や卵を細菌感染から守っています。
しかし、時々食中毒の原因となるサルモネラ菌はリゾチームで殺すことができません。
70℃(中心温度)で3分程度の加熱をすれば死滅します。
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卵 黄

上の図はちょっといい加減ですが、
通常は黄色の濃い部分と薄い部分が交互に6層ずつになっています。
カラザ層はリゾチームを多く含んでいます。卵の鮮度が低下すると卵白と同じように卵黄が広がり高さが低くなります。これを数値でだしたものをヨークインデックス(Yolk index)といいます。36-44が新鮮卵、鮮度が低くなると数値が低くなります。

ゆで卵にした場合、鮮度が低下したものは卵黄の表面が緑黒色になります。これは卵白のタンパク質由来の硫化水素が加熱で発生しやすくなり、卵黄中の遊離Fe2+に結合して硫化第一鉄ができるためです。
この変色はゆでた直後に水などで急冷すると変色は少なくてすむそうです。
卵黄は 14.5パーセントのタンパク質、約29パーセントの脂肪分を含みカロリーは318kcal。鉄、カルシウム、リンなどのミネラルも豊富です。コレステロールの問題で卵を食べない人も増えているようですが、実際にはほとんど問題ないといわれています。高齢者でも1日1個から2個くらいは食べるほうがいいという話もあります(嫌いなら無理に食べる必要はありません)。

 

 
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